東寶のお正月ドル箱興行として、三たび岡本喜八が監(jiān)督した“暗黒街“もの。今回は“S活動(dòng)“と稱(chēng)する産業(yè)スパイが描かれる。捕鯨砲練習(xí)所の章鹿次郎は、山合いの峠で高性能エンジンのテスト中に事故死した兄の死因を調(diào)べるため、大學(xué)時(shí)代の友人でトップ屋の須藤と調(diào)査を始める。高性能エンジンを開(kāi)発した技師の小松は、兄の死には産業(yè)スパイが絡(luò)んでいると推察。調(diào)べていくうちに、経済研究所と暴力団能中組が浮かび上がった。今回も岡本喜八の演出は、スピーディーでシャープな冴えを見(jiàn)せ、特にギャグを盛り込んだ亂闘シーンや、見(jiàn)せ場(chǎng)の銃撃戦にユニークな才能をいかんなく発揮している。